ピルを服用する女性
ピルは避妊はもちろん、生理周期を調整するために使用されることが多いですが、初めてピルを服用する時は不正出血について知らないと驚いてしまいますよね。ピルや避妊についてまとめていきます。

血栓症の人は注意!ピルを飲んではいけない!

ピルを服用することで、様々な深刻な症状を抑制してくれる効果があります。
ですが、血栓症を患っている方は、ピルを服用すると最悪な場合には死亡する危険があるので慎重な注意が必要です。

血栓症というのは、血管内に血液の塊りが形成され、循環器系において血流が滞ってしまう病気です。
血栓症の原因となるのは、血管がキズついて失血を防ごうとするために、血小板とフィブリンという成分が凝血塊を作ることによります。
キズを修復するために血栓ができるのは外因性血液凝固といい、血管の傷害ではなく体内の環境による凝血塊を形成する場合を内因性血液凝固と呼ばれます。

また、心臓に問題がある方もピルの服用は危険です。
不整脈のひとつである心房細動は、心房が正常な鼓動でなく震えるような細かい動きをし、心房内の血液が乱れて血の塊りが出来てしまいます。
この塊りが血液と一緒に全身に送り込まれ、どこかで詰まる可能性があります。
脳で詰まれば脳梗塞となり、腎臓で詰まると腎梗塞を発症します。
生まれつき心臓に疾患がある人や、喫煙をしている人もピルの服用は避けるべきでしょう。

喫煙者はタバコに含まれるニコチンが血管を収縮させ、血中コレステロールや脂肪酸を増やす作用があります。
また喫煙することで興奮作用もあり、血圧を上昇させて心拍数も早くしてしまいます。
これらの要因によって、血栓症の発症リスクが高まってしまいます。
35才以上の女性で、1日に15本以上喫煙される場合、ピルは服用できません。

10代から20代の女性に比べると30代から40才以上の高齢になるほど、ピルを服用することで血栓症のリスクを高め、脳梗塞や心筋梗塞を発症し、死亡の危険があります。
さらに、脂質異常などがある人や肥満がある場合にもピルは処方されません。
肥満ではBMIの数値が25以上と高い人は、血栓症の危険も比例して高くなります。
そのほかに、女性ホルモンが関係するがんを患った人や疑いがある人もピルの服用には危険が含まれます。

乳がんの人もピルは服用できない!他には?

ピルの服用を避けた方が良いのは、乳がんや子宮がん・子宮頸がん・子宮筋腫などを患っているか、疑いがある場合の人です。
乳がんや子宮がん・子宮頸がん・子宮筋腫などは、女性ホルモンのエストロゲンが深く関わっています。
ピルには女性ホルモンが含まれているため、身体バランスを乱す作用があるのです。

子宮頸がんの原因はヒトパピローマウイルスです。
このウイルスが子宮頸部に持続感染することで、子宮頸がんを発症します。
ピルと子宮頸がん発症の因果関係ははっきりしていないものの、ピルを服用して5年になるとリスクは僅かながら増加し、10年間服用すると子宮頸がんのリスクは2倍とされます。

そして、妊娠している可能性がある場合や授乳中の場合、または妊娠中に黄疸や持続性掻痒症が現れたことがある場合にも、ピルの服用は止めてください。
妊娠ヘルペスの既往があることも服用の忌避の条件となります。

ピルは避妊薬としてのほかにも、非常にさまざまな症状に効果の高い薬剤です。
ですが、乳がんなどを患っている人以外にも、このピルは服用しない方が良いとされる対象があります。
すでに血栓症を患っていたり、家族に高血圧や血栓症を患った人がいる場合も当てはまります。
乳がんについても同様で、家族内の病歴や乳房にしこりがある場合も避けるべき状態といえます。

さらに、年齢的に15才以下であるとピルを服用できません。
それに、重度の肝障害や肝腫瘍、重度の高血圧、耳硬化症の人も服用してはいけません。
ピルと併用しない方が良い薬としては、抗痙攣薬や睡眠薬の1種であるバルビツール酸誘導体、そして、抗生物質のテトラサイクリン系とペニシリン系、免疫抑制薬です。
ハーブのセント・ジョーンズ・ワースはピルの吸収を悪くするので注意してください。

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