ピルを服用する女性
ピルは避妊はもちろん、生理周期を調整するために使用されることが多いですが、初めてピルを服用する時は不正出血について知らないと驚いてしまいますよね。ピルや避妊についてまとめていきます。

ピルを服用すると卵巣がんのリスクが軽減される

ピルといえば避妊のためだけに服用するものだと思っている人が多いのではないでしょうか。
実はピルを服用することで卵巣がんのリスクが軽減されるという結果が出ているのです。
いったいどのようにピルが作用しているのでしょうか。

卵巣がんの患者数は年々増えており、女性がかかりやすいがんの中でもトップを占めています。
卵巣がんとは、卵巣に腫瘍ができることで発症するがんのことです。
発症する原因は様々なことが考えられますが、ホルモン補充療法や排卵誘発剤の服用によって起こるということが1つです。
また、排卵するたびに卵巣にはストレスを与えることになります。
これも卵巣がんを引き起こす原因ではないかとされているのです。

実は卵巣がんはサイレントキラーと呼ばれるほど恐ろしいがんの1つです。
乳がんであれば胸にしこりが見られたり、子宮がんであれば不正出血があったりというように自覚症状が現れるでしょう。
しかし卵巣がんでは初期段階では全く症状が出ることがありません。
症状が現れたときにはかなり腫瘍が大きくなっている場合が多いのです。
これはまさにサイレントキラーと言えるでしょう。
そこでピルを服用することで排卵が抑えられ、卵巣に与えるストレスや負担を軽減させ、卵巣がんのリスクを軽減し、予防するのです。

ピルにはいくつかの種類がありますが、ここで使用するピルは低使用ピルがいいでしょう。
この低使用ピルですが、長期にわたって服用することでより卵巣がんにかかるリスクを予防することができます。
5年間継続すれば約30パーセント、10年間服用すれば約40パーセントと、長く服用するほど効果が期待できるでしょう。
女性は通常の排卵でもかなり卵巣に負担をかけています。

そのため低使用ピルを長期間服用することで卵巣にかかる負担は大きく軽減できるでしょう。
少しでも発症リスクを減らすために、低使用ピルの服用を始めてみてはいかがでしょうか。
それとともに普段の食生活も見直してみましょう。

現代女性は月経回数が多いので子宮の病気になりやすい

上記で卵巣がんの患者数は増加傾向にあることを記載しましたが、子宮の病気に関する患者数も増えてきているのです。
これは過去と現在では、現在女性の方が月経回数が多いことが原因の1つです。
その中でも特に子宮内膜症という病気のリスクが高まっています。

子宮内膜症は、以前は40代女性に多く見られた病気でしたが、今日では10代や20代でも発症する人が多いのです。
子宮の病気にかかりやすい原因に月経回数の増加を挙げましたが、月経回数が増えることは、1人あたりの出産数の減少、初産年齢が高齢化していること、食生活が肉中心の欧米化していること、ストレスが増加していることと関わりがあります。
今日では10代、20代で出産経験のある人の方が珍しいのではないでしょうか。
しかし約1000年前の女性は、20代から30代で4回から5回出産を経験していました。
そのため一生に来る月経の回数は40回から50回ほどと、かなり少なかったのです。

それに比べて現在はどうでしょうか。
初経の年齢もだんだんと低下している上に閉経する年齢は上昇しています。
さらに晩婚化、少子化が進んでいることで月経回数はますます増えていることがわかります。
このことから考えると、現代の女性が一生に迎える月経の回数は450回から500回にもなるのです。

先ほどの卵巣がんでは、排卵のたびに卵巣に負担がかかることを記載しましたが、子宮も同様です。
月経のたびに負担をかけていることになります。
1000年前の女性に比べて約10倍も月経回数が多ければ当然子宮の病気にかかるリスクも増加してしまいます。
現代社会で初産年齢を早めることは難しいかもしれませんが、食事を和食中心にするなど、栄養バランスを整えることから予防に努めてみてはいかがでしょうか。

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